4週目 Part1 あなたが見ていた「これまでの自分」
1か月前の「心の箱」をそっと開けてみてください。
どんな姿が入っていますか?
そして、今、その姿を見てどう感じますか?
なんでギャンブルにはまり込んでいたのだろう…そう思っているあなた。
時間を持て余していたのかもしれません。
不安を埋めたかったのかもしれません。
孤独を紛らわせたかったのかもしれません。
その結果、金銭感覚を失い、日常の小さな幸せも感じられなくなってしまったあなた。
このままではいけない、ここから抜け出さなくては…何度も思いながらも止められなかったあなた。
「なんて弱い人間だ」「なんて自分は情けないんだ」…
ギャンブルにおぼれた「これまでの自分」を責めたでしょう。
それを自分の弱さだと感じる人もいるでしょう。
映画の主人公を見るように、客観的に見てみると、
あのときは、そうするしか自分を保てなかった…
本当に苦しかった…
でも、それは、「弱さ」ではなく、「必死で生きていた姿」であり、「心が助けを求めていた証拠」だったのです。
あの頃のあなたも、本当は苦しみたかったわけではない…
幸せになりたくて、ただ、その方法を見失っていただけなのかもしれません。
過去の痛みを消すことはできないけれど、
その痛みがあったからこそ、今の静かな日常に気づくことができたのだと思います。
苦しくて目を背けたかった過去の箱を、今、こうして開けることができた…
それ自体が、あなたがこの3週間、誠実に自分と向き合ってきた強い証拠です。
今、あなたは、「これまでの自分」を振り返り、受け入れました。
過去の自分を理解し、受け止めることが、未来の自分を救うのだと思います。
今のあなたは、「これまでの自分」がいたからこそ、ここまで辿り着けたのです。
【雑記帳14】 「これまでの自分」が、今の私を連れてきた
決意の日から、24日目の日記。
「もったいなくて、簡単に使えない」
「こんな考え方ができるようになったんだな…」
読み返して、自分の変わった姿に思わず感動してしまいました。
この日は、バイトの日でした。
一生懸命8時間働いて、稼げるお金は10,000円程度。
この10,000円に、どれだけ自分の姿(生き様)が込められているのか…
ギャンブルに狂っていた頃の私にとって、お金は単なる「馬券や舟券と交換するための紙切れ」でした。
でも、本来「お金」とは、一生懸命働いた時間と、自分が誰かの役に立った証。
自分の大切な時間と、一生懸命生きた証が宿った大切な財産なのです。
あの頃の私は、お金を失っていたようでいて、
本当は「自分を大切にする感覚」を失っていたのかもしれません。
だからこそ、「もったいなくて簡単に使えない」という、当たり前で、とても健康な感覚を取り戻せたことが、私は何よりもうれしかったのです。
ギャンブルに追われ、お金に執着し、どん底まで苦しんだ過去。
もし、あの苦しみがなかったら、私は今も「10,000円の本当の価値」に気づけないままだったかもしれません。
だから今、私はあの頃の、もがき苦しんでいた「これまでの自分」に、心からありがとうと伝えたいのです。
あの苦しみの中でも、あきらめずにここまで生きてきてくれたからこそ、今の私がいるのです。


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