3週目 Part2 小さな幸せを感じ取る
「いつもスポーティーで素敵ですね」
職場のエレベーターの中でかけられた一言。
ギャンブルをやめて、ちょうど1か月が過ぎたころのできごとです。
表情や雰囲気が変わってきたのかなあ…
素直にうれしかったですね…久しぶりに「幸せ」を感じたひとときでした。
「ああ、これが幸せなんだ」
心の底から湧きあがる何とも言えない安心感、充足感、充実感、ワクワク感。
欲しいものが買えて幸せ。
旅行に行けて幸せ。
取引先との商談がうまくいって幸せ。
幸せをどんなふうに捉えるかは、人それぞれだと思います。
でも、幸せとは、形あるものだけではないし、特別なできごとだけでもない…ましてや、お金を使うことだけでもないのです。
自然に目が覚めたときの心地よさ。
一杯のコーヒーを一口飲んだときのほっとする感じ。
大切な人と他愛ない話をしている時間。
幸せは、「手に入れるもの」ではなく、「ふと感じるもの」なのかもしれません。
ギャンブルの渦中にいたときの自分は、不安・焦り・自責・緊張・心のざわつきが先行し、日常のできごとには目もくれず、大きな成功や、目に見える成果ばかりが「幸せ」だと思っていました。
でも、今は違います。
心のざわつきが少しずつ静まり、お金への不安がやわらぎ、「これでいいんだ」と思える瞬間が増えてきました。
だからこそ、以前なら見過ごしていたような、何気ない日常の中にも、静かな幸せを感じられるようになったのです。
かつて自分が教え子たちに伝えた言葉や、一歩ずつ積み重ねてきた日々を振り返ってみると、本当の幸せはいつも、当たり前の日常の中に隠れていたことに気づきます。
1円単位まで向き合った金銭管理ノートも、今となっては「自分を大切に扱っている」という実感につながる、小さな幸せの一部です。
幸せは、遠くに探しに行くものではなく、
案外、いつもの日常の中で静かに待っていたのかもしれません。
今のあなたなら、きっともう…
その「小さな幸せ」に、気づけるはずです。
そんな日常にある「小さな幸せ」を、改めて感じ取ってみませんか。
【雑記帳12】 現実は変わらない…でも、幸せの見つけ方は変えられる
雨が降っています…。
あなたは、どう感じますか?
「うっとうしいなあ…」
「せっかくの服が濡れてしまう…」
そう思うこともあるでしょう。
でも、
「新しい傘がさせる」
「雨音が心を落ち着かせてくれる」
「今日はゆっくり過ごせそう」
そんなふうに感じることもできます。
同じ雨なのに、見方や考え方で、心の感じ方はずいぶん変わるのですね。
現実は変わらない…。
でも、その現実をどう受け止めるかは、自分で選べるのかもしれません。
よくある「半分の水が入ったコップ」の話も、同じです。
「半分しかない」と思うのか、「半分もある」と思うのか…。
その違いは、
今あるものを見るのか、足りないものを見るのか…
心の向け方の違いです。
例えば…
・電車に乗り遅れた→ 焦って事故に遭わなくてよかったかもしれない
・友人にドタキャンされた→ 自分のために使える時間ができた
・上司に叱られた→ 自分では気づけなかった課題を知ることができた
・欲しいものが買えなかった→ 今あるものを、もっと大切にできるかもしれない
もちろん、嫌なことを無理に「幸せ」と思い込む必要はありません。
でも、ほんの少しだけ見方を変えることで、
苦しさの中にも「小さな救い」や「小さな幸せ」が見えてくることがあります。
ギャンブルをやめる道も、少し似ている気がします。
以前なら「我慢」「退屈」と感じていた時間が、
今では「安心」「穏やかさ」に変わっていく…。
現実は同じでも、
あなたの心は、少しずつ変わっていけるのです。
小さな幸せは、特別な場所にあるのではなく、
「今ここ」をどう見るかの中に、そっと隠れているのかもしれません。


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