3週目 Part3 「何もない日」の心地よさ
私の日記に、こんなことが書いてありました。
20日目
決意表明から20日…
家と職場の往復…ごく当たり前の生活をしている。
特にギャンブルへの衝動は感じられない。
22日目
今日は休み…特にやることもなく、ボーッとしている時間が多かった。
ギャンブルへの衝動は、当然のようにまったくない。
決意の日からすでに3週間が経過しようとしています。
家と職場の往復、特にやることもない…
以前の私なら、「退屈」や「物足りなさ」に感じていたことでしょう。
刺激も、興奮も、あの頃のような高揚感もありません。
そんな毎日です。
でも、ギャンブルを手放した今の私は、「平穏という贅沢を手に入れた」と思えるのです。
突拍子なことが起こるわけでもなく、何事もない当たり前の生活は、ふだんあまり意識していません。
そこにあって当然…。
まるで空気のように、普段は意識しない。
だから、見ようとしなければ見ることができないし、
感じようとしなければ、その心地よさにも気づけないのかもしれません。
苦しいときには、その苦しさばかりに目が向いてしまうけれど、
何事もなく過ごせる日常のありがたさは、つい見過ごしてしまうものです。
小さな幸せだってそう。
劇的なことでもなく、特別なことでもない。
ホッとする、心温まる…
ただそこにあるものに意識を向けることで感じられるのではないでしょうか。
何もない日…苦労も苦痛も悲痛もない当たり前の日常。
何もない日を心地よいと感じられるのは、心が安定してきた証拠。
それに気づくことが、心の安定を強いものにしていくのではないでしょうか。
今、あなたが過ごしている「何もない日」は、
かつて必死に求めても手に入らなかった、
未来のあなたを支える「穏やかさ」という宝物なのかもしれません。
【雑記帳13】 ふと気づくと…
3週目もいよいよ終わりに近づきました。
ずいぶん心が安定してきたと思います。
これまで、自分と向き合う大切な時間や、小さな幸せを感じ取ることを土台に、「あなた自身」を振り返ってきました。
そして、「何もない日」が、何ものにも代えがたい大切な日であり、時間である…
思いもしなかった贅沢な日常であることに気づいたのではないでしょうか。
それでも、
「こんなに早くギャンブルのない生活に慣れていいのか…」
「こんなに早く心が落ち着いていいのか…」
そんな疑問が頭に浮かぶことがあるかもしれません。
順調すぎて不安になるのは、あなたがそれだけ今の平穏を「大切なもの」として守り抜いてきたからです。
誰に言われるでもなく、自分の意志で自分を貫いてきた。
そんな自分を、心から「誇らしい」と思っていいのです。
そして…ふとこんな言葉が浮かんできませんか?
そう言えば、最近、ギャンブルのこと気にならないなあ。
そう言えば、最近、笑顔が増えたなあ。
そう言えば、最近、妻とけんかしてないなあ。
そう言えば、最近、………
この言葉のあとに続くものは、きっと、あなたが本当は取り戻したかったものです。
笑顔。
穏やかさ。
安心感。
大切な人との、何気ない時間…。
それは、
ギャンブルを失ったことで消えたものではなく、
ギャンブルに隠れて見えなくなっていただけなのかもしれません。
もし、今、
「そう言えば、最近…」
そんな小さな変化に気づけたのなら…
それは、あなたが少しずつ
「本来の自分」を取り戻してきた証です。
ギャンブルで頭がいっぱいだったあの頃の自分は、もうあなたの中にはいません。
「本来の自分」の姿を、心の安定が定着したこのときに、頭に描いてみませんか?
4週目は、その「本来の自分」と、もう一度しっかり向き合っていく時間です。


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